ウェンズデー

海外ドラマ

ウェンズデー

シリーズ紹介

「アダムス・ファミリー」に登場する長女ウェンズデーが主人公のNetflixオリジナルドラマ。ティム・バートンが監督・制作総指揮を担当した。奇妙な寄宿学校、ネヴァーモア学園でウェンズデーが一族にまつわる超常現象や殺人事件に巻き込まれていく推理ミステリー。ウェンズデー役をジェナ・オルテガが演じ、映画「アダムス・ファミリー(1991)」で同役を務めたクリスティーナ・リッチ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ルイス・ガスマン、グウェンドリン・クリスティーらが共演した。

ジャンル:ミステリーコメディファンタジー

原題:Wednesday
製作国:アメリカ

シリーズ

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海外ドラマレビュー

4.0ティム・バートンとウェンズデー・アダムスと奇妙なのけ者学園

2023年1月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

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怖い

90年代の実写映画版や最近のアニメーション映画でもお馴染み。
ユニークなおばけ一家のアダムス・ファミリー。
中でもひと際インパクト放つのが、長女のウェンズデー。
一切何事にも動じず、終始無表情でクール。皮肉屋で毒舌家。
そんな彼女を主役にした、Netflix配信のスピンオフ・ドラマシリーズ。

映画などでは少女~思春期辺りの設定だが、本作ではズバリ、ティーン。
青春や恋にキャピキャピする年頃だが、このダーク少女は一切興味ナシ。
我が道を行く。それ故家でも学校でも問題児。
学校で弟をいじめたアホどもに(弟をいじめていいのはアタシ!)、プールに“アレ”を放つ!
学校は退学。そこで両親は、昔通っていた母校に転校させる。
両親との関係もぎくしゃく。特に母親がウザい。
両親みたいになるもんですか。
跳ねっ返りのまま転校したのは…

ネヴァーモア学園。
人狼やセイレーンなど人間じゃない“のけ者”が通う。
ここでも全くブレないウェンズデーは、母親と親しい校長先生からマーク。
入学早々からトラブルを起こし、ウェンズデーの奇妙な学園生活が始まる…。

映画版はちょっと不気味なファンタジー・コメディだが、本作はダーク・ファンタジー×ブラック・ユーモアに、青春学園ストーリー、サスペンス・ミステリー。
森の中で謎のバケモノによる連続猟奇殺人事件が発生。
町の人や生徒にも犠牲者が…。
ウェンズデーは謎の調査を始めるが、背景には町=人間と学校=のけ者の因縁、自身の一族にも関わる過去が…。

メインディレクターはティム・バートン。音楽は名コンビのダニー・エルフマン。
『ダンボ』が失敗して以来音沙汰無かったが、これぞ!…とでも言うべきバートン・ワールドが全開。
ダークな映像美、ゴシック調の美術。
のけ者扱いされている者たち。その悲哀や個性を、バートンならではの眼差しで描く。
何より、ティム・バートン×『アダムス・ファミリー』。ぴったりではないか!

寮生活で、ミステリー×ファンタジー。もしバートンが『ハリポタ』を手掛けていたら…な雰囲気。
バートン印のダーク・ファンタジーやミステリー展開が見ものだが、意外や普遍的な青春ストーリーとしても見れる。
一切人を寄せ付けないウェンズデー。
そんな彼女に出来たルームメイト。はてさて、友達って言っていいのかな…?
何かとライバル視する優等生女子。
町のカフェでバイトする人間の青年。ウェンズデーに淡い恋心を…。
生徒一人一人や青春劇、一匹おばけ娘ウェンズデーの他人との関わりや変化にも注目。

対人関係には大いに問題ありだが、成績は優秀。スポーツや男子相手の喧嘩も負けやしない。
一応学園生活。ボートレース、町との交流会、チェロ演奏、ダンスなどなど、学校行事も(嫌々だが)そつなくこなす。
目下の所の彼女の関心は、謎の殺人事件。抜群の推理力で少しずつ核心に近付いていく…。
オールマイティーなウェンズデー無双!
映画ではクリスティナ・リッチのハマり役だったが、本作のジェナ・オルテガのハマりっぷりも見事!
『スクリーム(2022)』や『X エックス』などで注目を集める新進女優。
クールでダーク。その分、美少女っぷりが映える。時折キュートさも見え隠れ。
主にホラーなどで一癖ある役が定着しつつあるが、今後の活躍から目が離せない!

今回ウェンズデーが主役とは言え、ファミリーも勿論登場。母親役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズはアンジェリカ・ヒューストンにも見劣りしないインパクト。
お馴染みの“ハンド”も活躍。と言うか、ウェンズデーに散々こき使われて…。
映画版でウェンズデー役だったクリスティナ・リッチも学校の先生役で出演。
新旧ファンで楽しめる。

謎が謎を呼ぶ展開はミステリーの醍醐味充分。
バートンならではの世界観。
ウェンズデーと演じたジェナ・オルテガの魅力もたっぷり!

全く新しい『アダムス・ファミリー』で、誰もが納得のティム・バートン作品。
Netflixだから本人の自由に出来たのだろうけど、正直Netflixドラマなのが惜しいくらい。
視聴回数も良く、ゴールデン・グローブ賞(TVドラマ部門)にもノミネート。好評から映画化とかされないかしら…?

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