True Detectiveのドラマレビュー・感想・評価

4.23
60%
20%
20%
0%
0%
採点

5.0タイプ違う刑事2人の心情迫った秀逸ドラマ 映画『検察側の罪人』で参考にした作品

2019年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD

エミー賞や英国アカデミー賞など30部門受賞、ゴールデングローブ賞や全米映画俳優組合賞など60部門にノミネートされた,タイプ違う刑事2人の心情を奥深く描いた本作
二宮和也と木村拓哉の白熱シーンに惹き込まれる映画『検察側の罪人』で原田眞人監督が役作りの参考にと薦めた作品

独自の倫理観や高い分析力を持つラストを『ダラス・バイヤーズクラブ』のマシュー・マコノヒー、社交的で感情に走りやすいマーティを『ゾンビランド ダブルタップ』のウディ・ハレルソンが演じている
何かと反発しながらも、互いの能力認め関係深める過程、哲学的に話すラストに皮肉交じりに返すマーティの会話が興味深い

登場人物の複雑な心情や内面、過去を丁寧に描き、予期せぬ展開に惹きつけられる
ダークな映像世界で描かれる、事件の真相突きとめたい刑事2人の果敢な行動にシビレる
マーティを支え知性溢れる妻マギーを『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』のミシェル・モナハン、強烈な個性放つ捜査の重要人物を『アウトロー』のジョセフ・シコラが今までとは違う一面覗かせ魅了される

マシュー・マコノヒーが『ロッキー』のテーマを流して準備していた、ウディ・ハレルソンとの白熱したファイトシーンは必見
本作に惚れ込んだ2人は製作総指揮を手掛けている

製作総指揮/監督のキャリー・フクナガ『ビースト・オブ・ノー・ネイション』『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』『ノー・タイム・トゥ・ダイ』
製作にあたり、伝説の海外ドラマ『ツイン・ピークス』の世界観を参考にした

企画/脚本/製作総指揮/出演のニック・ピゾラット『THE KILLING ~闇に眠る美少女』『マグニフィセント・セブン』は、550ページに及ぶ脚本を3か月で書き上げた
ニック・ピゾラットの故郷ルイジアナで撮影
雨の日は泥道の中機材を運ぶのが大変で、蛇やワニなどが出没するやぶでの撮影時は駆除した
長回しで撮影を行いリハーサルに1日半費やした、緊迫する7分間に及ぶクライマックスシーン
渋い音楽を手掛けたのはT・ボーン・バーネット 『クレイジー・ハート』『ハンガー・ゲーム』
クールなオープニングタイトルを手掛けたのは『007』シリーズのArt of the Title

Noriko
「True Detective」の作品トップへ