ターミネーター サラ・コナー クロニクルズ シーズン1 : 特集

「ターミネーター」シリーズの全貌をサクっとおさらい! これで「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」と09年6月13日公開の劇場版第4作「ターミネーター4」がもっとおもしろくなる!

 映画版は、09年公開の最新作も含めて計4作。TVシリーズは「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ(T:SCC)」のみ。そして、この5作すべてが劇場版の“基本設定”を踏まえている。

★第1作「ターミネーター(T1)」(84)
 後に「タイタニック」を撮るジェームズ・キャメロン監督とアーノルド・シュワルツェネッガーの出世作。低予算で製作されて世界的大ヒットを記録した。

★第2作「ターミネーター2(T2)」(91)
 ジェームズ・キャメロン監督が前作の10年後を描く。シュワルツェネッガーが演じたT-800は、前作では悪役だったが、本作から人類の味方の役に変化。新型ターミネーターT-1000が初登場。

★第3作「ターミネーター3(T3)」(03)
 監督は「U-571」のジョナサン・モストウ。ジョン・コナーが主人公で、女性型ターミネーターが初登場。

★第4作「ターミネーター4(T4)」(09)
 監督は「チャーリーズ・エンジェル」シリーズのマックG。シリーズで初めて、近未来2018年が舞台。成人になったジョン・コナーの前に謎の男マーカス・ライトが出現する。彼はターミネーターなのか。だとしたら誰に送られたのか。

 「サラ・コナー クロニクルズ」は「T3」ではなく「T2」の続き。ここからストーリーは枝分かれして「T3」とは別のストーリーになる。

 そして「T4」は「サラ・コナー クロニクルズ」に続くストーリーだと言われているが、「T3」の設定をすべて無視しているわけではない。「T3」で初登場したジョン・コナーの妻ケイト・コナー(旧姓ブリュースター)が登場、「ヴィレッジ」のブライス・ダラス・ハワードが演じている。(詳しくは年表参照)

 サイバーダイン社が発明した軍事コンピュータ、スカイネットが反乱を起こして核戦争が勃発、30億人以上の人類が死亡する。その日は“審判の日”と呼ばれる。

 わずかに残った人類は、スカイネットの支配から逃れるために革命軍を結成、スカイネットとの攻防戦を繰り広げる。その革命軍のリーダーがジョン・コナー。

 スカイネットは、ジョン・コナーを抹殺するため、人工知能を持つ殺人マシン、ターミネーターを時間移動装置で過去に送り込む。一方、革命軍はそれに対抗して、味方に改造したターミネーターや革命軍の兵士を過去に送り込む。

 サラ・コナーは、息子ジョン・コナーが未来で革命軍を率いることが出来るように、彼を敵から守ろうとする。同時に、スカイネットが生み出されないように、サイバーネット社の技術革新を阻止しようとする。

 サイバーネット社は時間移動装置を発明している。この装置で時間移動して移動先に出現する時は、稲妻のような光が走り、空間を球体に切り裂いて、全裸で出現する。

・サイバーネットが製造した、人間にそっくりな外見と人工知能を持つマシン
・骨格は金属だが、皮膚、筋肉、血液などは人間と似た物質で出来ている
・自分で自分を修理する能力を持つ
・他人の声をコピーすることが出来る
・製造された時点では人間のような感情は持っていないが、学習することができる

・「嵐がやってくる」
「T1」の最後にガソリンスタンドで少年がサラに言い、サラがうなずくこの感動の名セリフがこのシリーズにも登場。

・「死にたくなければいっしょに来い」
「T1」でカイルがサラに、「T2」でT-800がサラに言うお約束セリフが、このシリーズにも登場。

 本作は「T2」の続きを描いているので「T2」のサブキャラたちも登場する。それぞれの劇場版での行動を復習しておこう。

・シルバーマン医師
「T1」では警察に協力する犯罪心理学者でカイル・リースを診察して精神異常と判断。「T2」ではサラ・コナーが強制収容されていた警察病院の担当医師で、サラの言葉を否定して、鎮静剤を飲ませていた。

・エンリケ
サラ・コナーと幼いジョンがかつて共に行動していた南米のゲリラ組織の一員。「T2」でサラが病院脱出後に武器を調達しに行く。本作ではIDの偽造を依頼に行き、甥を紹介される。

・タリッサ・ダイソン
サイバーダイン社の技術者マイルズ・ダイソンの妻。「T2」で働き過ぎの夫を心配していた。本作で夫の死の真相を知り、サラに夫の部下の情報を提供する。

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