国民の僕

色々興味深かった。まず、ウクライナがどんな国だったかを垣間見る事が出来た。映像で見る街はとても美しく、前から知っていたら旅行に行っていたかも知れない。でも豊かな先進国とは程遠く、汚職が蔓延している。
ゼレンスキーが演じる元高校教師の素人大統領はそんなウクライナを変えるべく懸命に努力をする。このドラマを見たウクライナ人が実際彼を大統領に選ぶ気持ちも分かるし、大統領になってから期待したように国が変わらない事で支持率が落ちたのも理解出来る。
それとゼレンスキーがウクライナをどんな国にしたいと思っていたのか、彼の理想がこのドラマに反映されている。それだけに現実を思い出し時々悲しくなる。
ニュースで耳にした街の名前がいくつも出て来る。現実の今では爆劇された街だったり、ロシアに占領された街だったり、人々が地下鉄で避難生活を送っていた街だったり…。
1日も早く平和と領土がウクライナに戻り、復興する事を願っている。

シーズン3は第3話までで終わっていて、何故かと思ったら、ここでゼレンスキーが当選してしまい急遽終わらせる事になったそう。ここまで長かったけど、最後まで見て満足感があった。イントロで流れる曲も良かった。
ただ、字幕は最悪だったのでマイナス1にした。言葉使いがおかし過ぎるし、親友同士で敬語になっていたり、女性が男言葉だったりするし、その上字幕が時間的にずれて出るので、誰のセリフか分からなくなる。
それと、私はこのドラマで総理大臣だったユリがとても気に入り、彼の出ている他の作品が見られないか探しているところです。