未成年裁判のドラマレビュー・感想・評価

　Netflixオリジナルドラマ。
青少年犯罪を裁く判事を中心に描かれる濃厚なドラマです。

話は、「私は少年犯罪を憎んでいる」と語る主人公のベテラン女優キム･ヘス演じるシム判事が、とある地域の少年裁判所に異動してくるところから始まります。
平均、２話分で一つの事件が解決に至ります。判例のそのほとんどは韓国で実際に起きた事件を基にしているそうで、こんな犯罪が日常茶飯事に起きていることにショックを受けましたし、その犯罪のほとんどが少年法によって守られ、正しく罰せられていない事実も知りました。
未成年だからと言っても犯罪は犯罪。子供だから罪を免れる？そんな不平等なことはあってはなりません。

前々からそうですが、特にここ近年の韓国ドラマの発展は目を見張るものがあり、Netflix製作のものの完成度はずば抜けてと言って良いです。
本作は完成度の高い脚本に尽きるのもそうですが、主演のキム･ヘスの演技力の高さに脱帽しました。表情の一つ一つの作りこみが凄まじい･･･。
シム判事以外の役者さんも白熱した演技を見せてくれます。
あと、韓国の子役さん･･･演技が上手すぎるでしょ(笑)

全10話をイッキ見でした。