BONES(ボーンズ ホネハカタル) シーズン1 : 特集

■「BONES」5つの魅力

★前提:特殊技能クライム・サスペンスが全米で大流行!

 クライム・サスペンスは常に全米TVドラマ界の人気ジャンルだが、「CSI:科学捜査班」が日本でいえば鑑識にあたる科学調査班の活躍を描いて大ヒットして以来、特殊な技能に特化した設定が大流行。「NUMBERS 天才数学者の事件ファイル」、尋問の名手が活躍する「クローザー」「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」などが続々登場して人気ジャンルとなった。なので、その激戦区を生き抜いて日本に上陸した全米ヒットドラマはみなレベルが高い。「BONES/骨は語る」もその中の1作で、全米放送中のシーズン3も好調の実力派。骨の分析が専門の法人類学者、というユニークな設定のヒロインが、オタク技術者集団を率いて大活躍!

★その1:骨は何でも知っている

 タイトル通り、ドラマの中心は「骨」。どんなに腐乱した死体でもミイラ化した死体でも骨はある。爆破事件でも骨の破片は残っている。動物の胃袋から発見された人骨が、事件の手がかりになることもある。その骨の状態から性別、年齢、人種が判明するのは当たり前として、遺伝性疾患、薬物の服用歴、骨折時に掛かった負荷、切断時に使用された器具など、細かな事実が判明するのは驚くばかり。骨は何でも知っているのだ。

★その2:ヒロインに実在モデルあり

 ヒロインのモデルは、実在の法人類学者にして「骨と歌う女」(講談社)などのベストセラー作家として知られるキャシー・ライクス。本作のヒロインが優れた法人類学者でベストセラー作家、しかも美女という設定は現実離れして聞こえるが、実在する人物に基づくリアルな設定なのだ。さらに、ライクス自身が本シリーズの製作と脚本に参加。ドラマで、法医学の講義を終えたヒロインが、学生にベストセラー小説の原稿料を聞かれてウンザリするシーンがあるが、ライクス自身の経験が元ネタかも?

★その3:さらにヒロインは骨オタクのKY美女

 女性が主人公の犯罪ドラマとなると、やり手ヒロインが多いが、本作は違う。たしかに専門分野では第一人者で、FBI捜査官でも敬遠するような腐乱死体に触って調査するのはまったく平気。だが、人間関係を築くのがヘタで、普通の人々のような社交テクニックがまるでなく、初対面の人々の反感を買ってしまうこともある。また、映画スターの名前や流行語は知らない。かなりユニークな設定なのだ。

★その4:しかもチームは全員オタク

 そんなヒロインが率いる法医学研究所のチームも全員オタク。若い助手のザックはIQは抜群だが、普通とは感覚が違うフシギちゃん。昆虫オタクで政府陰謀オタクのジャックは、大富豪の一族なのに一研究員でいるためにそれを隠す。3Dで生前の姿を再現するコンピュータ技師アンジェラは「私はオタクじゃないわ」と言うが熱中すると専門用語が増加し、研究所長ダニエルは検視報告が文学調になる。彼らのユニークなキャラのせいで、人骨が転がる研究室が陰惨な雰囲気にならないのだ。

★その5:ヒロインとFBI刑事の関係にヤキモキ

 このユニークなヒロイン、ブレナンとコンビを組んで事件を捜査するのが、FBI捜査官ブース。ブレナンはクール、ブースはホット。ブレナンは理論派、ブースは直感派。正反対の性格の2人が惹かれ合っていくがなかなか関係が進展しない、という点は「X-ファイル」のモルダーとスカリーに似ている。が、こちらは2人とも離婚歴があり、ブースは女性関係も多彩。互いに他の異性との交際を知るとなぜか不機嫌になるなど、ちょっと大人な設定。モルダー&スカリー以上にヤキモキさせられる?

(平沢薫)

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