ビル・スカルスガルド、Netflixの新シリーズで実在の銀行強盗クラーク・オロフソンに
2020年5月12日

写真:Shutterstock/アフロ
「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」の殺人ピエロ、ペニーワイズ役で知られるスウェーデン人俳優ビル・スカルスガルドが、Netflixの新ドラマ「Clark(原題)」でスウェーデン史上もっとも有名な銀行強盗クラーク・オロフソンを演じることがわかった。
オロフソンは、1960年代に麻薬密売や銀行強盗の罪を重ね、有罪判決を受けた。73年に、仮釈放中の仲間ヤン=エリック・オルソンが銀行に押し入り、行員たちを拘束してオロフソン釈放を要求したノルマルム広場強盗事件で、警察により銀行に連れて行かれたオロフソンはオルソンと合流し、5日間立てこもった末に人質たちは無事解放された。その際、人質たちはオロフソンとオルソンを擁護する言動をみせ、被害者が犯人に感情移入する「ストックホルム症候群」という言葉が世の中に広まるきっかけとなった。
米Deadlineによれば、全6話構成の「Clark(原題)」は、オロフソンの伝記書籍をもとにスウェーデン語で制作され、スカルスガルドがオロフソン役で主演する。監督は、「ポーラー 狙われた暗殺者」「ロード・オブ・カオス」のヨナス・アカーランド。スカンジナビアン・コンテント・グループがプロデュースし、ハンス・エンゲホルム、アカーランド、スカルスガルドが制作総指揮を務める。