【エミー賞ノミネート発表】「ゲーム・オブ・スローンズ」が圧巻の新記録を樹立!
2019年7月18日

Photo: Helen Sloan/HBO (C)2019 Home Box
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米テレビ界のアカデミー賞にあたる祭典、第71回プライムタイム・エミー賞のノミネーションが7月16日(現地時間)に発表された。
シーズン8で幕を閉じた米有料チャンネルHBOの大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」が、同賞史上最多となる圧巻の32ノミネートを達成。作品賞、主演男優賞(キット・ハリントン)、主演女優賞(エミリア・クラーク)に加え、助演のカテゴリーでは常連のピーター・ディンクレイジを筆頭に、ソフィー・ターナーやメイジー・ウィリアムズらキャスト7人がノミネートを果たすなど、ドラマシリーズ部門を独占した。
このほか同部門の作品賞には、「ゲーム・オブ・スローンズ」のロブ・スターク役でブレイクしたリチャード・マッデン主演のサスペンスドラマ「ボディガード 守るべきもの」、ライアン・マーフィー制作総指揮によるLGBTQドラマ「POSE ポーズ」、サンドラ・オー主演のスパイスリラー「キリング・イヴ Killing Eve」など5作品が初ノミネートを果たした。
コメディシリーズ部門でも、「ゲーム・オブ・スローンズ」に次ぐ20ノミネートを獲得した「マーベラス・ミセス・メイゼル」と「バリー」、シーズン7で放送を終了した「Veep ヴィープ」以外の4作品が初ノミネートとなった。
リミテッドシリーズ/テレビムービー部門では、“歴史上最悪の原発事故”と呼ばれるチェルノブイリ原子力発電所事故の真実に迫るHBOのリミテッドシリーズ「チェルノブイリ」、えん罪によって人生を狂わされたハーレム出身の少年たちを追うNetflixオリジナル作品「ボクらを見る目」、伝説の振付師ボブ・フォッシー夫妻の知られざるロマンスを描く「Fosse/Verdon(原題)」などがノミネート。実話に基づく作品が大半を占めているのが今年の特徴といえる。
放送局では、前年Netflixに敗れるまで、ノミネート数で17年間連続トップを独走していたHBOが137ノミネートを獲得して首位の座を奪還。Netflixが117ノミネート、NBCが58ノミネートと続いている。
第71回エミー賞授賞式は9月22日(現地時間)、米ロサンゼルスのマイクロソフト・シアターで行われる。
各部門の主要なノミネートは以下の通り。
<ドラマシリーズ部門>
■作品賞
「ベター・コール・ソウル」(AMC)
「ボディガード 守るべきもの」(Netflix)
「ゲーム・オブ・スローンズ」(HBO)
「キリング・イヴ Killing Eve」(BBCアメリカ)
「オザークへようこそ」(Netflix)
「POSE ポーズ」(FX)
「キング・オブ・メディア」(HBO)
「THIS IS US 36歳、これから」(NBC)
■主演男優賞
ジェイソン・ベイトマン「オザークへようこそ」(Netflix)
スターリング・K・ブラウン「THIS IS US 36歳、これから」(NBC)
キット・ハリントン「ゲーム・オブ・スローンズ」(HBO)
ボブ・オデンカーク「ベター・コール・ソウル」(AMC)
ビリー・ポーター「POSE ポーズ」(FX)
マイロ・ビンティミリア「THIS IS US 36歳、これから」(NBC)
■主演女優賞
エミリア・クラーク「ゲーム・オブ・スローンズ」(HBO)
ジョディ・カマー「キリング・イヴ Killing Eve」(BBCアメリカ)
ビオラ・デイビス「殺人を無罪にする方法」(ABC)
ローラ・リニー「オザークへようこそ」(Netflix)
サンドラ・オー「キリング・イヴ Killing Eve」(BBCアメリカ)
マンディ・ムーア「THIS IS US 36歳、これから」(NBC)
ロビン・ライト「ハウス・オブ・カード 野望の階段」(Netflix)
<コメディシリーズ部門>
■作品賞
「バリー」(HBO)
「Fleabag フリーバッグ」(BBC)
「グッド・プレイス」(NBC)
「マーベラス・ミセス・メイゼル」(Amazon)
「ロシアン・ドール 謎のタイムループ」(Netflix)
「シッツ・クリーク」(Pop)
「Veep ヴィープ」(HBO)
■主演男優賞
アンソニー・アンダーソン「Black-ish(原題)」(ABC)
ドン・チードル「Black Monday(原題)」(Showtime)
テッド・ダンソン「グッド・プレイス」(NBC)
マイケル・ダグラス「コミンスキー・メソッド」(Netflix)
ビル・ヘイダー「バリー」(HBO)
ユージン・レビ「シッツ・クリーク」(Pop)
■主演女優賞
クリスティーナ・アップルゲイト「デッド・トゥー・ミー さようならの裏に」(Netflix)
レイチェル・ブロズナハン「マーベラス・ミセス・メイゼル」(Amazon)
ジュリア・ルイス=ドレイファス「Veep ヴィ―プ」(HBO)
ナターシャ・リオン「ロシアン・ドール 謎のタイムループ」(Netflix)
フィービー・ウォーラー=ブリッジ「Fleabag フリーバッグ」(BBC)
キャサリン・オハラ「シッツ・クリーク」(Pop)
<リミテッドシリーズ/テレビムービー部門>
■リミテッドシリーズ作品賞
「チェルノブイリ」(HBO)
「Escape at Dannemora(原題)」(Showtime)
「Fosse/Verdon(原題)」(FX)
「KIZU 傷」(HBO)
「ボクらを見る目」(Netflix)
■テレビムービー作品賞
「ブラック・ミラー バンダースナッチ」(Netflix)
「ブレグジット EU離脱」(HBO)
「デッドウッド 決戦のワイルドタウン」(HBO)
「King Lear(原題)」(Amazon)
「エルヴェとの晩餐 ある映画スターの数奇な人生」(HBO)
■主演男優賞
マハーシャラ・アリ「TRUE DETECTIVE/迷宮捜査」(HBO)
ベニシオ・デル・トロ「Escape at Dannemora(原題)」(Showtime)
ヒュー・グラント「英国スキャンダル セックスと陰謀のソープ事件」(Prime Video)
ジャレッド・ハリス「チェルノブイリ」(HBO)
ジャレル・ジェローム「ボクらを見る目」(Netflix)
サム・ロックウェル「Fosse/Verdon(原題)」(FX)
■主演女優賞
エイミー・アダムス「KIZU 傷」(HBO)
パトリシア・アークエット「Escape at Dannemora(原題)」(Showtime)
ジョーイ・キング「The Act」(Hulu)
ミシェル・ウィリアムズ「Fosse/Verdon(原題)」(FX)
アーンジャニュー・エリス「ボクらを見る目」(Netflix)
ニーシー・ナッシュ「ボクらを見る目」(Netflix)