映画版「ブレイキング・バッド」に進捗?主演ふたりが謎のツイート
2019年6月28日

大ヒットドラマ「ブレイキング・バッド」で主演を務めたブライアン・クランストンとアーロン・ポールが、同作の映画版スピンオフ企画に何らかの進捗があったことを匂わせるツイートをそろって投稿した。
2008~13年に米ケーブルチャンネルAMCで放送された「ブレイキング・バッド」は、余命わずかと宣告された高校の化学教師ウォルター・ホワイト(クランストン)が、家族に財産を残すため麻薬精製に手を出したことから泥沼にはまっていく姿を描いたクライムサスペンス。米テレビ界最高の栄誉とされるエミー賞では作品賞(ドラマシリーズ部門)を2年連続で受賞するなど、視聴者からの支持に加え批評家からも高い評価を獲得した。
映画版「ブレイキング・バッド」は、ウォルターの元教え子にして麻薬ビジネスのパートナー、ジェシー・ピンクマン(ポール)の“その後”を描く続編的内容になると噂されているが、詳細が一切明かされていないため、企画そのものの存在を疑う声さえ挙がっていた。
そんななか、クランストンとポールは6月25日(現地時間)、仲良く並んで立つ2頭のロバの写真に「もうすぐ(Soon)」という一言を添えて、それぞれのTwitterに同時に投稿。その直後、今度は「ブレイキング・バッド」の脚本家の1人で、スピンオフドラマ「ベター・コール・ソウル」のショーランナーを務めるピーター・グールドが、「楽しみにしているよ」とのコメントとともに2人の投稿をリツイートし、一時ファンを騒然とさせた。
映画版はドラマと同じ米ニューメキシコ・アルバカーキで、18年11月から2月にかけて撮影されたと報じられていることから、その時点ではすでに撮影を終えていたはずにもかかわらず、ポールは3月に行われた米バラエティ主催のトークイベントで、「映画化については何も聞いていないけど、もしあるのなら是非参加したいね」ととぼけてみせていた。一方のクランストンも、18年にIndieWireの取材に応じた際、「(映画版があるとすれば)ジェシーが過去から解放され、人生における真の目的を見いだす物語になるといいな」と語ったのみだった。
クランストンとポールによる今回の謎めいたツイートが、映画版「ブレイキング・バッド」とはまったく関係ない可能性もなきにしもあらずとはいえ、実現に向けた期待が一気に高まったことは間違いなさそうだ。