オールデン・エアエンライク、S・スピルバーグ制作「すばらしい新世界」ドラマ化作に主演
2019年4月23日

2016 Getty Images
「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」のオールデン・エアエンライクが、スティーブン・スピルバーグのアンブリン・テレビジョンがSF小説の古典「すばらしい新世界」をテレビドラマ化する新作に主演することがわかった。
米Deadlineによれば、この企画は数年前に米Syfiチャンネルで準備されていたが、現在はNBCユニバーサル傘下のUSAネットワークが権利を保有している。ドラマはシリーズ化が決定しており、NBCが2020年に立ち上げるストリーミングサービスの目玉作品として配信されるようだ。
原作「すばらしい新世界(原題:Brave New World)」は、作家オルダス・ハクスリーが1932年に発表したSFディストピア小説で、あらゆる事象が統制された反ユートピアを舞台にした古典として知られる。
ドラマは、デビッド・ウィーナー、グラント・モリソン、ブライアン・テイラーが脚本を執筆。舞台は、厳格な社会秩序が守られ、完璧な医薬品が手に入り、手軽に満足感やセックスが味わえる文化が浸透したニュー・ロンドン。そこで暮らすバーナード・マークスとレーニナ・クラウンは、外の世界に広がる景色を見ようと蛮人保存地区に旅行へ出かける。そこで恐ろしい暴動に巻き込まれたふたりは、この地で生まれ育った青年ジョン(エアエンライク)に助けられ、3人でニュー・ロンドンへと脱出を図る。しかし、部外者であるジョンはニュー・ロンドンのシステムに疑問を抱き、この文明社会の危険分子となる。
第1話は、ドラマ「ブラック・ミラー」のオーウェン・ハリスが監督。ショーランナーのウィーナーが、モリソン、ハリスとともに制作総指揮を務める。