Netflix、英パインウッド・スタジオを制作拠点に

2018年12月7日

　米ストリーミング大手のNetflixが、「007」シリーズや「ハリー・ポッター」シリーズの撮影スタジオとして知られる、イギリスのパインウッド・スタジオに制作拠点を構える準備を行っていると、米バラエティが報じた。

　世界各国のローカルプロダクションを増やしていることで知られているNetflix。今年はじめにスペインのマドリードに制作拠点を立ち上げると発表したのち、仏パリにオフィスを立ち上げ、現在は英ロンドンに新たな制作拠点の立ち上げを画策しているという。

　イギリスは税優遇措置と映像制作のための優れたインフラが揃っていることから、映画やドラマの撮影場所として人気が高く、スタジオの確保が困難な状況だ。そんななか、Netflixはパインウッド・スタジオと長期契約を結ぶための交渉を行っている。というのも、Netflixは人気のSFアンソロジードラマ「ブラック・ミラー」をはじめ、現在40本程度の映像コンテンツをイギリスで制作予定であることから、スタジオの確保が急務となっている。