ジョージ・R・R・マーティンの「ワイルド・カード」を米Huluがドラマ化か
2018年11月14日

Photo by C Flanigan/Getty Images
米人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の原作者ジョージ・R・R・マーティンのSFアンソロジー「ワイルド・カード」シリーズのドラマ版を、米Huluが準備していると米ハリウッド・レポーターが報じている。
「ワイルド・カード」は、1946年に異星人によってウィルス爆弾が投下され、感染者の9割が死亡した世界で、生存者の大半が肉体的な変容を遂げた“ジョーカー”の中の一部が特殊能力を発現した“エース”となり、正義と悪との戦いが繰り広げるという物語設定で、複数の作家が執筆する競作シリーズとして知られる。マーティンが執筆と編集を担当し、87年からこれまでのあいだに4つの出版社から27冊が刊行されている。
情報筋によると、現在、制作会社のユニバーサル・ケーブル・プロダクションズが、米Hulu向けに「ワイルド・カード」を題材にした2つのテレビシリーズを準備中だという。マーティンとSF作家のメリンダ・スノッドグラスが制作総指揮を務め、「シークレット・サークル」「クレイジー刑事 BACKSTROM」のアンドリュー・ミラーがショーランナーとして脚本家チームを率いる予定だ。
なお、マーティンの「氷と炎の歌」シリーズを原作にした「ゲーム・オブ・スローンズ」の最終章は、2019年4月に世界同時放送されることが発表されたばかり。日本ではBS10スターチャンネルで放送される。