歴史改変小説「プロット・アゲンスト・アメリカ」がミニシリーズ化
2018年11月14日

写真:Everett Collection/アフロ
米有料チャンネルのHBOが、米文学界の巨匠フィリップ・ロスの小説「プロット・アゲンスト・アメリカ もしもアメリカが…」をミニシリーズとしてドラマ化すると、米バラエティが報じている。
原作は、1940年の米大統領選で現職のルーズベルト大統領が破れ、ナチスに支援されたチャールズ・リンドバーグが勝利するという、架空の歴史を描く歴史改変小説。ヨーロッパをドイツが支配し、アメリカ国内でユダヤ人狩りが始まる世界が、差別にさらされる7才の少年の目線で描かれる。
ミニシリーズ化を手がけるのは、米刑事ドラマの金字塔との呼び声が高い「THE WIRE ザ・ワイヤー」(2002~08)の企画・制作総指揮として知られるデビッド・サイモン。全6話のミニシリーズとしてドラマ化され、サイモンが「THE WIRE ザ・ワイヤー」でもタッグを組んだエド・バーンズと共同で脚本を執筆することになる。
サイモンは、「ジェネレーション・キル 兵士たちのイラク戦争」(08)、「HERO 野望の代償」(15)、「DEUCE ポルノストリート in NY」(17~)といった野心的なドラマの企画・制作総指揮を手がけており、いずれも米HBOで放送されている。