「SHERLOCK」企画・制作総指揮が「ドラキュラ」をドラマ化
2018年10月16日

Photo by Eamonn M. McCormack/Getty Images
米ストリーミング大手のNetflixと英BBC Oneが、共同で「ドラキュラ」のテレビシリーズを手がけることが決定した。米バラエティが報じている。
同作は、英人気ドラマ「SHERLOCK シャーロック」の企画・制作総指揮を務めたマーク・ゲイティスとスティーブン・モファットが、ブラム・ストーカーの古典ホラー小説「吸血鬼ドラキュラ」のドラマ化に挑む注目作。1897年のビクトリア時代のロンドンを舞台に、ドラキュラ伯爵を描いていくことになるという。
モファットの妻で英テレビプロデューサーのスー・バーチュー(「Mr.ビーン」「SHERLOCK シャーロック」)率いるHartswood Filmsが制作を手がけ、イギリスでは米BBCが放送、イギリス以外の多くの国ではNetflixが配信することになる。アーサー・コナン・ドイルの古典推理小説「シャーロック・ホームズ」シリーズを、21世紀のイギリスが舞台のミステリーに翻案させ大ヒットに導いた2人が、次のドラマの題材に「ドラキュラ」を選んだ理由について、「偉大な邪悪についての物語はたくさんありますが、ドラキュラが特別なのはブラム・ストーカーが邪悪をヒーローに仕立てあげたことです」と説明している。なお、1話90分で3話制作される予定だ。
モファットは英長寿SFドラマ「ドクター・フー」で、複数シーズンにわたり制作総指揮を務めた経験がある。一方、ゲイティスは、モファットとともに「SHERLOCK シャーロック」の制作総指揮を担ったばかりか、ホームズの兄マイクロフト役を演じたことでも知られている。