名作ファンタジー「ナルニア国ものがたり」がNetflixで映像化

2018年10月10日

C・S・ルイスの名作児童文学「ナルニア国ものがたり」シリーズが、世界最大級の動画配信サービスNetflixで、映画およびドラマシリーズとして映像化されることがわかった。

Netflixは10月3日（現地時間）、ザ・C・S・ルイス・カンパニーと複数年契約を締結したことを発表。原作小説シリーズは全7巻で構成されており、7巻すべての映像化権を1社が獲得したのは史上初めてだ。米Deadlineによれば、ドラマシリーズの制作総指揮、映画作品のプロデューサーを務める、エンタテインメント・ワン（eOne）のマーク・ゴードンは、マーベル・シネマティック・ユニバースや「スター・トレック」シリーズのように、映画とドラマシリーズの両方にまたがる展開を模索しているようだ。

名作ファンタジーとして世界中で愛されてきた「ナルニア国ものがたり」は、英BBCのテレビシリーズ版をはじめ、実写映画「ナルニア国物語　第1章：ライオンと魔女」（05）、「ナルニア国物語　第2章：カスピアン王子の角笛」（08）、「ナルニア国物語　第3章：アスラン王と魔法の島」（10）などが製作されてきた。2016年、ソニーとeOneの出資・配給、ジョー・ジョンストン監督のメガホンでで実写映画第4作の製作が発表されていたが、今回のNetflixとの契約により同企画は消滅したと思われる。