「ジ・アメリカンズ」がTCA賞最多3冠
2018年8月8日

写真:Everett Collection/アフロ
米スパイドラマ「ジ・アメリカンズ」が米テレビ批評家協会(TCA)主催のTCA賞で最多3冠に輝いた。
「ジ・アメリカンズ」は1980年代の冷戦時代を舞台に、アメリカ郊外に潜入したKGBのスパイ夫婦の葛藤を描くスパイスリラー。2013年に放送を開始し、18年5月30日にフィナーレを迎えている。
第34回TCA賞で、「ジ・アメリカンズ」は最高賞にあたる年間番組賞(Program of the Year)をはじめ、ドラマ作品賞(Outstanding Achievement in Drama)、主演のケリ・ラッセルがドラマ俳優賞(Individual Achievement in Drama)の3部門を受賞。ほかに、アマゾンのオリジナルドラマ「マーベラス・ミセス・メイゼル」のレイチェル・ブロズナハンがコメディ俳優賞、「グレイズ・アナトミー」のサンドラ・オー主演のスパイドラマ「Killing Eve(原題)」が新番組賞(Outstanding New Program)が受賞している。
TCAのダニエル・ファインバーグ会長は、「今年のTCA賞はいまもっとも批評的に高く評価されている『ジ・アメリカン』にさよならを告げる絶好の機会となりました」と総括。「このドラマはスパイものとしてのスリルと緊張感だけでなく、いま国際社会で起きている現代性を合わせ持った作品です」