「クリミナル・マインド」ホッチ役俳優がクビに! 撮影現場での暴行が原因
2016年8月17日

写真提供:アマナイメージズ
来年シーズン12を迎える米CBSの人気長寿シリーズ「クリミナル・マインド/FBI行動分析課」に、初回からFBI監督特別捜査官アーロン・ホッチナー役で出演していた米俳優トーマス・ギブソンが、撮影現場でプロデューサー兼脚本家に暴行したことを理由に番組を解雇されたことが明らかになった。
ギブソンは8月上旬、シーズン12の新エピソードの撮影中に、見解の相違からプロデューサー兼脚本家を蹴ったとされ、少なくとも1~2話の出演停止という謹慎処分を受けていた。しかしその後の内部調査の結果、制作する米ABCスタジオと米CBSテレビジョンは8月12日、ギブソンを解雇したことを公式に発表した。
シーズン12に関してはすでに2話が撮影済みだが、今後ギブソンが再び撮影に入ることはないため、制作陣はホッチナーを退場させるための脚本を練り直す必要がある。
主役級のオリジナルキャストに対する処分としては厳しいようにも思えるが、実はギブソンが問題を起こしたのは今回が初めてではない。2013年には飲酒運転で逮捕されたほか、2010年にもやはり激昂して「クリミナル・マインド」のスタッフを突き飛ばしたことがあったという。その際には、スタジオ側からアンガーマネジメントのクラスを受講することを命じられていた。
なお、米Deadlineが報じた続報によれば、ギブソンはこの解雇を不当として裁判を起こす準備があり、弁護士を雇ったという。
「クリミナル・マインド」は、FBIの行動分析課(BAU)に所属するエリート・プロファイラーたちと連続殺人犯との闘いを、1話完結形式で描く犯罪ドラマ。今年完結したシーズン11では、ギブソンと同じくオリジナルキャストであるデレク・モーガン役のシェマー・ムーアが降板している。