米ドラマが女性大統領誕生の追い風に?
2015年5月7日

Photo by Justin Sullivan/Getty Images
ヒラリー・クリントンが米大統領戦で勝利することになれば、米テレビドラマのおかげかもしれないという論評が、ロサンゼルス・タイムズ紙に掲載された。
先日、米民主党のヒラリー・クリントン前国務長官が大統領選の出馬を正式表明したため、アメリカでは史上初の女性大統領の誕生を期待する声が高まっている。2008年の大統領選時には女性大統領に対して抵抗を示していた人が多かったものの、現在ではそのアレルギーが弱まっているという。
最大の理由は、「グッド・ワイフ」「ゲーム・オブ・スローンズ」「マダム・セクレタリー」といった人気ドラマで、女性がリーダーシップを発揮していることに起因する。08年の大統領選でバラク・オバマ大統領が勝利した理由のひとつとして、人気テレビドラマ「24」に黒人のデビッド・パルマー大統領(デニス・ヘイスバート)が登場したため、黒人の大統領を受け入れる土壌ができていたからだとも言われている。
08年と比較して、現在のテレビドラマの多くでは強い女性の活躍が描かれているため、女性大統領の誕生を受け入れやすくなっているようだ。