国際派俳優・真田広之、来年は「日本映画もやりたい」
2014年12月5日

日本を代表する国際派俳優・真田広之が12月4日、出演するスティーブン・スピルバーグ製作総指揮の海外ドラマ「エクスタント」のPRのため帰国し、都内でトークイベントを行った。今年も海外での撮影が続いたが、「来年はぜひ日本映画もやりたいなと思う。あっという間に10年が経ってしまった」と、「亡国のイージス」(2005)以来となる日本映画への出演に意欲を見せた。
女性宇宙飛行士モリー・ウッズの不可解な妊娠を発端に、地球上で異様な現象が巻き起こっていく壮大なSFサスペンス。物語の鍵を握る大企業ヤスモト社の代表ヒデキ・ヤスモトを演じる真田は、以前ともに別企画を進めていたというスピルバーグの推薦によってオファーを受け、「プレッシャーはあったけれど『ノー』という理由がなかった」と出演を決めた。
真田は「ベリーの大ファンだった」そうで、「役者としてのピュアな部分、女性としてのチャーミングな部分を兼ね備えた素敵な方」とほれぼれ。「初日には控え室にシャンパンとバスケットに入ったクッキーが用意されていて、役柄の名前モリーから『ようこそ』というメッセージがあった。気遣いをされる方でセンスも素晴らしい」と絶賛した。
そして、「色々なテーマが込められている作品。科学が発達してロボットが人の魂を宿すかもしれない、しかし倫理も守られないといけない。あるいは地球外生命体に対して、人はどうあるべきなのか。未来に起こりうる危険をどう回避していくかなどを考えさせられる」と見どころを語った。
「エクスタント」は、WOWOWで15年4月から放送開始。