「ヴェロニカ・マーズ」映画化、クラウドファンディングで実現

2013年3月18日

映画化される「ヴェロニカ・マーズ」
映画化される「ヴェロニカ・マーズ」
写真:Photofest/アフロ

 昨今ではクラウドファンディングで自主映画が作られることは珍しくないが、ハリウッド映画までが実現することになったと、Deadlineが報じた。

 アマゾン傘下のクラウドファンディングサービス「キックスターター」に出品されたのは、テレビシリーズ「ヴェロニカ・マーズ」の映画化企画だ。「ヴェロニカ・マーズ」は、女子高生探偵を主人公にしたミステリーで、2004年から07年にかけて放送。その後、企画・制作総指揮のロブ・トーマスは映画化の準備に取り掛かり、数年前に実現しそうになったものの、結局、スタジオ側の了承を得られず立ち消えになってしまった経緯がある。

 トーマスは今回、同企画をキックスターターに持ち込むことを決意。事前に権利を持つワーナー・ブラザースに打診したところ、目標額の200万ドルを集め、ファンの需要があることを証明したら、映画化するとの確約を得たという。そこで、主要キャストを集めたキックスターター向けのオリジナル動画を作成し、映画台本のPDF版(10ドル)から、主演女優クリステン・ベルによる15秒のオリジナル留守電メッセージ〈500ドル)、脇役としての出演権(1万ドル)までの予約販売を開始した。

 すると、スタートからわずか10時間で目標額200万ドルを達成してしまった。制限日数の30日までまだ時間があるため、今後も資金を増やすことができそうだ。クランクインは夏を予定しているという。カルトファンの多い「ヴェロニカ・マーズ」だからこそ実現したと言えるが、クラウドファンディングで映画企画の需要を証明するクリエイターは今後も出てきそうだ。