米マクドナルドが店舗向けチャンネルを開設

2011年10月25日

　米ファストフードチェーン大手のマクドナルドが、フランチャイズ店向けに独自のテレビチャンネルを設立することになったと、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。

　同社は数カ月以内にカリフォルニア州の約800店舗で試験的に展開する予定で、月間平均1800万～2000万人の視聴者を見込んでいる。リアリティ番組を得意とするプロデューサー、マーク・バーネットの制作会社Vimbyや、BBCアメリカ、ローカルのニュース局などがコンテンツを提供し、地域密着型の情報番組が主となる模様だ。

　マクドナルドにとっては、独自のメディアを持つことで顧客に直接アピールすることができるうえに、現在は7割を超えるドライブイン利用客を店内に呼び戻す効果が期待できる。また、広告主にとって、店舗内のメディアを使った広告展開は飛行機や電車の利用客など、いわゆる「とらわれの観衆」にアピールできる未開のエリアとして注目されている。