ニューヨーク名物となった映画「セックス・アンド・ザ・シティ」撮影現場
2008年4月25日

サラ・ジェシカ・パーカー、クリスティン・デイビス
[ロサンゼルス 23日 ハリウッド・レポーター] 映画版「セックス・アンド・ザ・シティ」の全米公開は5月30日とまだ先だが、ファンの多くはすでに何カ月も前からその断片を目撃することに躍起になっていたようだ。
昨年9月の撮影開始と同時に、4人の主役がマンハッタンの街角に現れるたびに、パパラッチはもちろんのこと、どこからか聞きつけたファンがやってきて、ビデオやデジカメ片手に彼女たちを追いかける姿が見られた。
「今となってみれば笑い話だけど」と、シリーズの生みの親で映画版のプロデュース・監督・脚本を手がけたマイケル・パトリック・キングは語る。「撮影初日からすでに人が集まっていて、そのうちデイリー・ニューズ紙が撮影現場の告知をし始めたんだよ。役者に指示を出すにも人垣をかきわけていく始末さ」
しかも、今は誰もが撮影した映像をすぐさまYouTubeにアップできる時代だ。「その日撮影した分をスタジオで見るより先に、TV番組やYouTubeの映像で見ることもしょっちゅうだった」
ともあれ、「SATC」のロケ場所に行きたい、彼女たちと同じ服を着て、同じ17ドルのコスモポリタンを飲みたいという女性たちのおかげで確実に観光収入の増加が望めるニューヨーク市こそ、実はこの作品の一番のファンのようだ。
※この記事はロイター通信社との契約に基づき、株式会社エイガ・ドット・コムが日本語翻訳を行っています。