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番組開始時のモンティ・パイソンのメンバーたちの年齢は26~29歳、しかも全員高学歴。アメリカ出身のテリー・ギリアムを除いた、英国出身の5人のうち、ケンブリッジ大卒が3人(法律専攻ジョン・クリーズ、医学専攻グレアム・チャップマン、英語専攻エリック・アイドル)で、オックスフォード大卒が2人(歴史専攻テリー・ジョーンズ、歴史専攻マイケル・ペイリン)。それぞれ大学時代に学内の伝統的コメディ・サークルでギャグのセンスを磨いた強者揃いだが、シェイクスピアやプルーストがネタだったりと、ちらりと登場するIQの高さが隠し味なのだ。
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ちなみにクリーズ&チャップマンのケンブリッジ組は論理派ギャグ、ジョーンズ&ペイリンのオックスフォード組はナンセンス系ギャグが得意技。エリック・アイドルは単独で言葉遊び系ギャグと音楽系ギャグが得意。
彼らは私生活での活動もユニークだ。89年に47歳で没したグレアム・チャップマンは、コントでもゲイネタが多いが実際にゲイであることをカミングアウトしていて、ゲイの権利のための活動にも熱心だった。また、テリー・ジョーンズは中世文学の研究者としても活動。70年代には13世紀イギリスの文学者ジェフリー・チョーサーの研究書も出版しているが、そんな彼が定番キャラ「裸のオルガン奏者」を演じている。そんな多才なメンバーで構成されているのがモンティ・パイソンなのだ。
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2009年の今、モンティ・パイソンのメンバーでもっともアクティブなのは、監督になったテリー・ギリアムだろう。モンティ・パイソン以降、「未来世紀ブラジル」「バロン」「フィッシャー・キング」「ブラザーズ・グリム」など数々の話題作を監督しているが、その作品にはモンティ・パイソンとの共通点が少なくない。
まず、その権威を笑う反骨精神。また、彼の作品の多くに登場する「中世」「騎士」「聖杯」というモチーフは、モンティ・パイソンのお得意モチーフでもあるのだ。ギリアムがモンティ・パイソン時代にテリー・ジョーンズと一緒に監督したモンティの劇場映画第1弾「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」は、アーサー王伝説の聖杯ネタで、彼らのコントにも「スペインの宗教裁判」はじめ中世ネタはかなり登場する。これらのネタは英国人にはなじみ深いが、アメリカ人のギリアムにとってはかなりエキゾチックで刺激的だったのではないだろうか。モンティ・パイソンがその後のギリアム監督作に与えた影響を考えると興味深い。
そのギリアムの新作「Dr.パルナサスの鏡」が2010年1月23日日本公開される。映画のテイストはかなり「バロン」に近く、数々の幻想的な光景が描かれるが、この作品でも「中世」「騎士」、さらに「森林警備隊員」的集団など、モンティ・パイソン直系のモチーフが続々登場。テリー・ギリアムの映画は、モンティ・パイソンを知っているともっと面白くなる。
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そのモンティ・パイソンの結成40周年を祝して12月2日に発売されるのが「空飛ぶモンティ・パイソン 40thアニバーサリーBOX《フィギュア付・完全限定生産》」。TV「空飛ぶモンティ・パイソン」の全話に加え、120分に及ぶ特典映像を収録している。
BBCにより放送カットされた幻のシーンを紹介する「きわどいネタ」。また、著名人の証言で迫る「モンティ・パイソンのアメリカ征服」、インタビューによる誕生秘話「『空飛ぶモンティ・パイソン』前史」、テリー・ギリアムの傑作オープニング・アニメーション集結「アニメ仕掛けのギリアム」が収められている。
また、注目を集めているのは日本オリジナルのシリー・ウォークのフィギュア(高さ15センチ)。これを手に入れられるのはこのDVDだけだ。
さらに、40周年を記念して関連作も同時発売。まず、モンティ・パイソンの後でマイケル・ペイリンとテリー・ジョーンズが脚本を担当、ペイリンが出演したコメディ・ドラマ「リッピング・ヤーン」が初DVD化。また、映画「モンティ・パイソン ライフ・オブ・ブライアン」も初ブルーレイ化。モンティ・パイソンの珠玉のギャグをブルーレイで楽しめる。











